ブログ移転のお知らせ
当ブログは本記事を最後に終了し、
2015年1月より新たなサイトで発信を始めます。
お手数ですが、ブックマーク等を変更頂けるよう
宜しくお願い致します。
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当ブログは本記事を最後に終了し、
2015年1月より新たなサイトで発信を始めます。
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緒方貞子―難民支援の現場から (東野真著、集英社新書)
を読んだ。
国連難民高等弁務官を務めた緒方氏は、私が密かに憧れてきた女性である。
といってもこの本を読んでからは、ぼんやりとした憧れが
はっきりとした「尊敬」に変わった。
緒方氏はデスクに座って指示を飛ばすだけにとどまらず、
自ら紛争の現場へ出かけ、積極的に視察をして回っていた。
その現場は、いつ銃弾が飛んできてもおかしくはない
非常に危険な地域なのである。
人道援助に対する確固とした信念がなければ、こんなことは出来ない。
本書は、様々な大惨事に対処する時々に
緒方氏がどのように悩み、どう決断を下したかを
本人へのインタビューを中心にまとめている。
国際的な人道支援のトップに立つ人間に求められる覚悟が
生々しく伝わってくる。
実は私も、
メディア表現における女性や青少年の人権について
オーストラリア、カナダ、米国で学びを重ねてきた者として、
いずれは国連でこの問題を議論してみたいと考えている。
日本と海外はお互いの文化の「イイトコ取り」をし、
「尊厳が重んじられる社会」の構築へ向けて高め合っていけばいい、
というのが私の信条だ。
メディア表現をめぐる人権感覚については
他国の方が先進的である場合もある。
そうした感覚をいかに日本に取り込めるか、
日本独自の問題点とは何か、といった点を国際社会で論じ、
この国のメディア政策に反映させていきたい。
その一助として、
「メディアの性表現に関する国際法と人権」をテーマに、
近く論文を公表する予定だ。
また、
性暴力表現の影響に関する科学的データについては、
こちらの論文にまとめている。
来年は、
米国で開催されるメディア・リテラシーの研究大会で
拙著『性情報リテラシー』に基づき、
日本メディアが発信する性情報の問題点や
リテラシー教育のあり方について
報告する予定である。
緒方貞子氏のように……と言うにはまだまだだが、
せめてその信念の強さにならい、
一歩一歩進んでいきたいとの思いを新たにしたのでした。
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まゆマガ。
「貪欲に生きる!技術」
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諸々の締め切りに追われ、
すっかりブログの更新が滞っていたが
お元気でしょうか?
発売中の『Oggi』7月号でのネット・SNSリテラシー対談、
お陰さまでご好評を頂いている。
今回はOggi初登場を記念し、読者世代の女性向けに
「20代で仕事の成果を出す外見術」をお伝えしたい。
というのも、
私自身は29歳でテレビ局を辞め、30歳からの留学に踏み切った(退職した理由はこちらで述べている)。
このため、20代のうちに出来るだけ仕事の能力を高めておかなければならないと
奮闘した経験があるからである。
若いうちは、色々失敗して怒られながら学んでいくもの。
逆に考えれば、上司にどんどん怒ってもらった方が、仕事を覚えるのが早くなる。
そこで私は戦略を練りました。
ズバリ、「怒ってもらいやすい自分」を演出することにしたのだ。
女性で若くてしかも愛らしい(?)新人というのは、
上司にとっては叱りつけにくい存在かもしれない。
あまり「女の子」的な部分を感じさせてしまうと、
「怒鳴ったら泣いちゃうかなあ」などと上司に思われ、指導を手加減されてしまう。
結果、女性は同期の男性よりも、仕事を身につけるスピードが遅くなる。
困難な仕事も回してもらえないかもしれない。
だからこそ、女性の新人は上司に「叱りやすい」と思ってもらえるよう、
意図的に自己を演出しなければならないのだ。
これには、主に外見上の工夫が重要である。
ポイントは、いかに「女性フェロモン」を感じさせないようにするか。
そう、「フェロモン・コントロール」ですね。
大体マスコミのような男社会では、数少ない女性社員は品評の対象である。
私は男友達が多いので「男目線」がどういうものが多少知っているのだが、
ま~みんな「ズボンに透けて見える下着の線」とか
「服の上から目測できるボディサイズ」ばかりをチェックしております。
「仕事の同僚」としてより、「性的な対象」として見る目が先に立ってしまうのだ。
だが、純粋にビジネスをやりたい女性社員にとっては、
いちいち性的目線で品定めされることは迷惑この上ない。
そのため、自分の「女性フェロモン」を消し去る必要があるのである。
私が使った方法は何か。
まずは髪型の変更である。
学生時代は肩下まで伸ばしたりパーマをかけたりしていた髪を、
バッサリと切ってショートにした。
どうしても髪を切りたくないという人は、後ろで1つに束ねてもいいだろう。
いずれにせよ、シャンプーの香りがする長い髪をサラサラとなびかせているようでは、
女性フェロモン全開になってしまうのでご注意を。
続いて行なったのは、メイクの変更である。
変更というより、止めたのだ。
私もかつては慶応大学のトレンディ女子大生(?)の1人として、
メイクには30分くらいかけていた。
爪にもマニキュアを塗らないと、人に会えなかったぐらいだ。
だが、メイクって男性はしないものですね。
つまりメイクをすることは、「私は女性です(=男性ではありません)」と、
男性社会の中で自らの異端さを際立たせてしまうことにつながるのである。
もちろん、「女性らしさ」をアピールして仕事をしたい、という場合は別だ。
そういう方には今回の記事は無関係であります。
よって私はファンデーションも塗らず、眉も描かずスッピンで出社。
かろうじてリップグロスを塗るぐらいか。
入社後しばらくフルメイクをしていて、突然スッピンで登場するとギョッとされるので、
入社日からスッピンで通すのがおすすめだ。
メイクをしなくなれば時間にゆとりが出来るし、お肌に負担もかからない。
そもそも仕事が忙しいので、のんびりメイクなどしている暇はない。
マニキュアに関しても、仕事をしていれば剥がれそうだし
塗り直す手間もかけられないので敬遠するようになった。
だが、外見術はここで終わらない。まだ大きな課題が残っていた。
それは……「服装」である。
私がいた職場の服装はスーツが基本だ。
女性としては、スーツのジャケットに合わせるボトムをスカートにするかパンツにするか、
をまず考えねばならない。
っていうか、そんなのはパンツに決まっているのです。
スカートを履いたが最後、機敏に動けないわ
脚線美をチェックされるわで、仕事には全く役に立ちません。
さらに、スカートを履けば必ず男性から
「足首の締まり具合」や「ふくらはぎの太さ」、「椅子に腰かけたときの腿の露出度」などを
見定められていると思った方がいいでしょう(by男友達情報)。
パンツスーツを着用するといっても、どんなデザインでも良いというわけではない。
最重視すべきは、「フェロモンを感じさせない」という点である。
そこで、パンツスーツを選ぶにあたっては特にジャケットの丈に注意しましょう。
ヒップがすっぽりカバーされるよう、長めの丈にするのである。
パンツを履くことの弱点は、ヒップの形が出やすいということ。
当然、男性たちはそれを見ており
「いい体してんな~」「Tバックのラインが透けてた」
などと、皆でこっそり報告し合っている(by男友達情報)。
ところが、最近の女性向けパンツスーツは、ジャケット丈が腰までの短いものが主流だ。
洋服屋の店員さんも「ジャケットが短い方がスタイル良く見えますよぉ」
などと勧めてくるでしょう。
実際、そうしたパンツスーツを無邪気に着ているビジネスウーマンをよく見かけるが、
ヒップがプリンと強調されていて、女性の私でも目のやり場に困るぐらいである。
男性ならなおさら、イヤでも目がいってしまうことであろう。
例えファッションの流行には逆行しても、バリバリ仕事をしたい女性は
長めのジャケットを選びましょう。
ちなみに私は、そうしたパンツスーツばかり着用していたら、
同僚の男性に「いつも恰好が保守的だよね」と言われた。
やっぱり、男性社員も女性のジャケット丈をチェックしているんですね……。
最後に、ここに述べた外見術は、「スッピンでショートヘアの中性的な女性に萌える~」
という男性には通用しませんので、御注意を。
フェロモンを抑え込もうとする姿が、逆に色っぽく見えたりもしますからねえ。
というわけで、
「20代で仕事の成果を出す方法」、
今回は外見編をお送りしました!
他にも、
20代で退職&留学を実現させる様々なコツを
こちらの有料メルマガのバックナンバーで
詳しく御紹介しているので、宜しければどうぞ☆
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「貪欲に生きる!技術」
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実はワタクシめ、
もう1つブログを持っているのでございます。
その名も
『30歳からの留学を成功させるコツ』。
30歳目前にテレビ局を退職し、カナダに留学した2005年から06年にかけ
留学サイト『アルク』で連載した内容を再掲している。
このたびNHKで、赤毛のアンをテーマにした朝ドラが始まったようなので、
アンの舞台であるプリンス・エドワード島へ旅をした時の記事をアップした。
アンに興味を持った方の御参考になれば幸いである。
島の方に聞いたところによると、
世界中から集まる観光客のなかでも、赤毛のアン好きな日本人は特に多いとのこと。
私も、お揃いのアンなりきりファッションで歩いている母娘を見かけましたよ。
アンの世界が再現された村では、
ギルバート役の男性がイケメンでしたなあ。
島での滞在先は海のそばの牧場兼民宿で、
いわゆる「ファームステイ」。
早朝に、牛への餌やりを見せてもらえたのも良い思い出。
なお、この記事には
私のまさかの変身写真まで掲載されております!
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『ドマーニ』巻頭記事、おかげさまで多方面から御好評頂いております。
日頃は教育系など硬めの雑誌中心に登場しているため、
こういうオシャレ系は照れますなり。
とはいえ、せっかくの機会なので今回は、
「美容」と「風水」という女子らしいテーマでお話をしましょう。
ブログ初公開やで!
【ドマーニ初登場記念(2)~渡辺真由子の美容&風水話】
「キメと水分量が理想的ですね!」と美容関係の方々に言って頂く私の肌だが
(自慢じゃないですよ、ええ)、
心掛けている点はたったの3つ。
・ナチュラルコスメ
・ノーファンデ
・こすらない
まず1点目について。
基礎化粧品は出来るだけ、化学物質が入っていないものを選んでいる。
化粧品の大半が化学物質の融合体だと思うと、お肌への影響が怖いんですよねえ。
そんな私が愛用するのはこちら、
DHCのオリーブバージンオイル。
有機栽培オリーブを使用した、オーガニック100%の美容オイルである。
化粧水(無香料・無着色・パラベンフリー・弱酸性)をつけた後に、このオイルをわずか1滴、顔全体に伸ばすだけのシンプルケア。
これでお肌は乾燥知らず!
(断っておくがDHCからは1円ももらっていません。効果には個人差あり)
もう1つのポイントが、「ファンデーションは塗らない」。
ファンデを塗ると毛穴が詰まる感じで、皮膚呼吸が苦しくなる。
こりゃ肌が可哀想だと、アラフォーのいまに至るまで
全く塗ることはありません。
上記のシンプルケアで素肌の調子を良くしておけば、
下地クリームだけで十分なのであります。
3つめは、
肌は極力「こすらない」ということ。
こすりすぎると肌が炎症を起こし、シミシワタルミを引き起こすというではありませんか。
よって洗顔はたっぷりの泡で優しく洗い、
タオルで軽く押さえるように拭き、
化粧水もコットンは使わずに指でのソフトタッチ。
スクラブ洗顔なんてもってのほかですな(個人的意見)。
温泉施設等に行くと、洗面所で
肌をゴシゴシこすりながら洗ったり
ぐいぐい皮膚をひっぱりながらクリームを塗ったりしている女性をよく見かける。
そのケア、ヤバいかもしれませぬ。
さて、美容話はこれぐらいにし、
もう1つのテーマ「風水」について。
私の風水好きは、この手帳インタビューでも明らかにしたところである。
占いや宗教には興味がない私が
なぜ風水に魅かれたかというと、
「掃除するだけで福がくる!」という、わかりやすさからなんですねえ(本格的な風水はもっと複雑です、念の為)。
テレビ局に勤めていた頃の私といえば、
非常に多忙であることを理由に部屋の掃除は滅多にせず、
ベッドシーツも数ヵ月に一度しか取り変えない生活を送っていました。
食器に至っては
洗うのが面倒くさいので、使用済みのものをひたすらシンクに積み上げて放置
(だって洗ってもまた使えば汚れるんだから空しいでしょう)。
積み重なった食器が蛇口をふさぎ、水を流すのに支障が出るようになったところで
イヤイヤ洗う、の繰り返し。
食器を洗わずとも1週間はもつよう、マグカップ等は7個常備。
そのうち、まとめ洗いにもウンザリし、
食器洗い機を買いました(ちなみに1人暮らし)。
でも使用済み食器を毎回洗浄機にセットするのは手間がかかるので、
結局ため込んでからギュウギュウと詰め込む羽目に。
当然お皿等に洗い残しがこびりついたが、
細かいことをいちいち気にしては働きマンは務まらないのであった。
そんな働く女子の鏡(?)的暮らしをしていた私が風水に出会ったのは
およそ10年前、ちょうどテレビ局を辞める頃である。
「汚れた部屋では運気が下がるらしい!」と聞き、
突然掃除に励むように。
シーツはこまめに替え、食器も久々に手で洗うようになった。
やはり、人間はメリットがないと動かないものですね。
綺麗な部屋だと気分も清々しいし、
インテリアの色合いに配慮するのもなかなか楽しい(「西に黄色」とか)。
いまの私があるのも、風水のおかげだと思っている。
というわけで、目の前に人参をぶらさげるようなこの方法、
お掃除嫌いのあなたにはおススメ。
ちなみに私が参考にするのはDr.コパ氏の風水です。
以上、ブログ初出しネタ
「渡辺真由子の美容&風水話」をお届けしたばい!
・【お知らせ】
大学客員講義 受付スタート
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本日発売の女性ファッション誌『ドマーニ』(小学館)で、
巻頭見開きに登場しております。
「女の時間割」というコーナーで、
30代の働く女性代表として(恐縮でおじゃる)、
私のキャリアや人生観をお話。
さらに、ヘアメイクさんによる魔法で
まつ毛が通常の3倍くらいに伸びたバッチリメイクも
見る価値アリ!
というわけで今回はドマーニ初登場を記念し、
私の仕事遍歴を少々ご紹介しましょう:
【ドマーニ初登場記念(1)~渡辺真由子のキャリア話】
「人間の尊厳が重んじられる社会をつくる」。私が、仕事を通して最終的に実現したい志だ。なぜいじめで自殺をする子どもが後を絶たないのか。なぜ痴漢はいなくならないのか。なぜDV(ドメスティック・バイオレンス)による凄惨な事件が続くのか。この社会には、人間の尊厳を踏みにじる事柄が溢れている。どうすれば、不条理な差別や偏見をなくし、誰もが共存する社会を実現出来るのか? 常にその思いで仕事に向き合ってきた。
志実現のために重要なものは「発信力」である。私としても、まず自らの発信力を高めることを第一に考えてキャリアを構築してきた。
1998年に大学を卒業し、勤めた先はテレビ局。人々の意識や価値観はメディアに左右される部分が大きい、と感じていた。学生時代のオーストラリア留学で多様な価値観に触れたこともあり、日本にも「多様性」への尊重が根付くよう、テレビの強大な発信力を活用したかった。福岡にある局を選んだのは、男尊女卑が強い土地柄と聞き、改革のしがいがあると考えたためだ(裏理由としては、その年からの就職協定の発足を知らずギリギリまでオーストラリアにおり、出遅れたところを拾って頂いたもの)。
入社後、報道記者・ディレクターとして『全国初のセクハラ裁判から10年~原告女性のいま』(ニュース・ステーション特集)、『少年調書~16歳の自殺 遺族は何と闘ったか』(民放連最優秀賞、放送文化基金優秀賞など受賞)などを担当。取材・構成から原稿執筆・映像編集、さらにナレーションまでを1人でこなし、メディアの制作・発信過程をとことん体得する機会に恵まれた。
しかし、こちらがいくら思いを込めた番組を制作しても、一方でいじめのヒントを与えるようなバラエティ番組や、性を興味本位に扱う広告は増長するばかり。一作り手として歯がゆかった。これはもう、メディアの受信者自身が、情報に流されない目を養う必要があるのではないか。そんな危機感に駆られていた時に出会ったのが、「メディア・リテラシー」という学問だった。私は30歳目前にテレビ局を辞め、メディア・リテラシー教育先駆けの国であるカナダで研究する道に飛び込んだ。
2005年から在籍したSimon Fraser Universityの応用科学部コミュニケーション学科PBD課程は、メディア分析所を中心に、学部・修士・博士課程の講義を横断的に学べるものである。グローバリズム・政治・人種・ジェンダー・言葉といった切り口から、メディアを解釈・分析する研究に従事した。世界先端とされるメディア批評理論に、多文化の環境のなか取り組めた意義は大きい。
また、グローバル社会のなかで志を実現するには「英語力」も欠かせない。カナダ滞在中の2年間は「英語の学習法」や「カナダの文化・社会問題」について、留学サイトへの連載を通し、日本の国際人希望者に向けて発信した。私自身も、TOEICで900超えのスコアを取得(ちなみにTOEIC試験対策は全く行っておらず。留学生活を2年も送ると、自然と身に付いていたのでした)。
帰国後は、メディア・ジャーナリストとして活動を開始。研究の成果を『オトナのメディア・リテラシー』(2007、単著、リベルタ出版)にまとめ出版した。さらに、いじめ撲滅や青少年保護も志実現の一環であることから、『大人が知らない ネットいじめの真実』(2008、単著、ミネルヴァ書房)や『プロフ中毒ケータイ天国 子どもの秘密がなくなる日』(2010、単著、主婦と生活社)を上梓した。ソーシャルメディアを利用する若者の実態や心理を取材・分析し、ネット・リテラシー教育のあり方を提言するものだ。
実は30歳からのカナダ留学時代、年齢を10歳サバ読みして20歳のフリをしておりました。大学生の若者たちと違和感なく友達になるためである。童顔アジア人ならではの特権ですねえ。その結果、北米の若者たちのネットやSNSの使い方を、私自身が彼女ら彼らとやりとりする仲間の1人として、肌感覚で知ることが出来た。この経験は、その後の取材や研究活動に大いに生きている。
一方、私の経歴とメディア・リテラシー理論を組み合わせ、「女性のキャリアとメディアの関係」や「恋愛リテラシー」、「性情報リテラシー」など、最近は女性向けの講演・執筆を多数手がけている。女性はこれまでのメディアにおいて「搾取される側」であっただけに、批評眼の育成がより求められる。女性の生き方は、メディアが発信するジェンダーイメージに多分に左右されてもいる。「メディアが描く女性像にどのようなカラクリがあり、それがなぜ問題なのか」について、メディア・リテラシーの観点から批判的に読み解く能力を女性たちに伝えることは、私のかねてからの願いなのであった。
……さてさて、色々と綴ってきたが
まだまだお話しきれないことは沢山ある。
私が就職活動から退職、留学を実現する過程で心掛けていたこと、計画した内容などの詳細は、メールマガジン「まゆマガ。」のバックナンバーにてお読み頂けます。
「就職先選びで重視した点」、「会社員時代に力を蓄えるコツ」、「独立前の恋愛相手の選び方」、「ビジネスにおける女性フェロモンのコントロール法」など。特に2012年1月~7月号はおススメ!
次回はドマーニ初登場記念その2として、「渡辺真由子の美容&風水話」をお届けします。
お楽しみに!
・【お知らせ】
大学客員講義 受付スタート!
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「性情報リテラシー教育」新聞連載を緊急公開!
まゆマガ。
「貪欲に生きる!技術」
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「えっ、博士課程にいるなんて聞いてないよ?」と
驚いた方も多いことでしょう。
実は在籍しているんですねえこれが。
私は本業の傍ら、2010年秋より
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程にて
「メディアにおける青少年保護」を研究している。
論文執筆や学会発表もちょこちょこ行なっており、
今夏には修了予定だ。
思えば私の人生、インプットとアウトプットの繰り返しである。
学部時代に日本とオーストラリアの大学で学び、
そこで得たものを還元しようとテレビ局記者を務めた。
30歳からはカナダとハワイの大学に留学し、
その内容を『オトナのメディア・リテラシー』など何冊かの本にまとめた。
そしていま、30代後半になって博士課程に飛び込み、
研究成果の一部は既に『性情報リテラシー』として公表したところだ。
人生80年時代に、学びの期間が最初の20年程度だけではもったいない。
貪欲に関心事を呑み込んでいくウワバミのような人生もイイんじゃないかと思うのである。
今後はこうした経験を基に、
青少年の健全育成やメディア政策、男女共同参画などの分野で
更なる貢献が出来れば嬉しい。
大学講義についてもお受けしている。
そうそう、
アカデミズムの世界を部外者の立場で覗いてみて
興味深い点が沢山あったので(チョットここには書きづらいが)、
「ジャーナリストの目から見たアカデミズム」についても
機会があれば紹介したいっちゃんね。
【メールマガジン 『まゆマガ。』~貪欲に生きる!技術】
テレビ局への就職活動から退職準備、
留学、独立まで……
「渡辺真由子の作り方」をギュギュッと凝縮!
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「性情報リテラシー教育」新聞連載を緊急公開!
まゆマガ。
「貪欲に生きる!技術」
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ご好評頂いているメールマガジン『まゆマガ。~貪欲に生きる!技術』が
新たなステージに突入した。
私の就職活動、テレビ局時代を振り返り、退職へ向けた心の持ち方や具体的準備方法などを御紹介したのに続き、
ついに「カナダ留学編」が始まる。
カナダの大学へ入ったのは、30歳になってから。
周りの学生が皆年下だったので、スムーズなコミュニケーションを図るため、
ついつい10歳ほどサバを読んでしまった。
アジア人は童顔だから、なんとか切り抜けられたんですねえ。
パスポートの生年月日欄を見られたらどうしようと、気が抜けない日々であった。
その後、夏期研究で滞在したハワイでも同様。
まぁおかげで、北米の若者のネット文化には詳しくなりました。
「10代からの問題意識を貫いて就職したり、かと思えばポーンと辞めてカナダへ飛んだり、
ハワイで暮らしたいと思ったら実行しちゃったりする人生観とは、どのようなものなのですか?」と
ご質問を受けることがあるが、答えはこのメルマガに書かれている。
カナダ版第一回目のレポートはこちらで全文公開。
ちなみに登録月分は無料。
では、「まゆマガ。」でお会いしましょう!
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ついにFacebookを始めてしまった。
もともとFacebookは、画面にゴチャ~ッと文字や写真が並んでいる感じとか、
ユーザーの行動をいちいち紹介するところ(誰それと友達になりましたとか、趣味項目を追加しましたとか)が
煩わしそうで敬遠していた。
ところが、私が所属する某研究会が
「今後すべての情報をFacebook上でやり取りします!」と宣言したため、
始めざるを得なくなったのである。
時代の流れに押されたって感じですかねえ。
まぁやってみると、
ツイッターの内容とブログの更新を一覧で表示出来、
私が発信する情報の集約場所としては便利。
「Subscribe購読」に登録すれば
面識のないあなたにも読んでもらうことが可能なので、
宜しければどうぞ。
冒頭の画像は、私のFacebookのカバーフォト。
カナダで在籍したSimon Fraser Universityである。
山のてっぺんにあり、秋の紅葉鑑賞はおススメだ。
それにしても、私が留学した6年前、
北米の若者が夢中になるSNSといえば
「Myspace」だったのだが……。
すっかり更新が滞り、失礼しました。
原稿の締め切りやら大学の研究やらが重なり、
しばらくガンジガラメの状態だったのであります。
さて、そんな中でも何とか続けてきたのが、
御好評頂いているメールマガジン
『就活&独立論~好きなように生きる!技術』。
「30歳までに独立する」との思いのもと
私がどのように就職活動を行ない、
入社後は如何に計画を立てて将来への準備をしたかを、
詳細に解説するものである。
就職活動の話は一通り終わり、
今月からいよいよ、新入社員時代のエピソードへと
話題が移ることになった。
・希望部署へ配属されるためには?
・たくさん仕事を振ってもらうためには?
といった、新人にこそ必要なノウハウを公開中。
最近流行りの「ノマド」になりたい方にも、
お役に立つかもしれません。
なお、就職活動関連の人気記事
『「青田買い」の裏事情』は、サンプル版でお読み頂ける。
バックナンバーもチェックすれば、さらに概要がつかめるだろう。
私が独立を目指してあれこれ模索していた時期に
こういう情報に出会っていればどんなに良かったか、
という気持ちで書いている。
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