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カテゴリー「女男共同参画」の記事

2014年12月15日 (月)

「男女共同参画とメディア・リテラシー」インタビュー

Photo

















男女共同参画に関する情報誌の巻頭インタビューをお受けした。
「男女共同参画へ向けたメディア・リテラシー教育のあり方」がテーマ。

発行は鹿児島市。
鹿児島出身ではないワタクシメになぜお声が?と思ったら、
これまでにも精神科医の香山リカ氏や作家の落合恵子氏などが
登場されており、
鹿児島出身には限られないらしい。

インタビューでは以下のトピックについて
お話させて頂いた:

●男女共同参画基本法が施行されても市民の意識がなかなか変わらない背景に、メディアの影響が大きいといわれている。メディアのどんなところに男女共同参画を阻む要素があり、私たちはどのようにメディアと接すればいいのか?

●これからの社会を担う子供たちを教育する立場にある大人は、子供たちの男女共同参画意識を育てるためにどのように教え、接していけばいいのか?

男女共同参画に否定的な意見(生物学的な男女差を挙げるなど)もあるが、男女共同参画社会を推進する中で女性が果たせる役割(女性ならではの強み)にどのようなものがあるか?

●男女それぞれの個性を生かせる社会を実現するために、まず私たちにできる第一歩は何か?


男女共同参画社会推進のためには、個々がメディアリテラシーを磨くことが必要。『男女共同参画の理念に配慮した教育活動』実践に向け、是非メディアリテラシーについて学び、考えてほしいものである。

ちなみに私が一時期働いていた福岡には
鹿児島出身の人も沢山おり、
彼らに芋焼酎の美味しさを教えてもらった。

「黒じょか(土瓶)」で飲むイモ、たまらんばい。

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2014年9月 4日 (木)

「SNSいじめ、デートDV、リベンジポルノ」保護者向け講演@千代田区

東京都千代田区男女共同参画センターが主催した講座にて
講師を務めた。

「子どもとネットトラブル~親が学ぶインターネットとの付き合い方~」
がテーマ。
主に、小中学生の保護者向けである。

今回の講座は、なんと2週連続という豪華(?)版。
1週目は、
ネットいじめやデートDV、性的有害情報、リベンジポルノ問題について
現状や問題点を私が講演。

2週目は、
前回の話を受けて、
参加した保護者の方々にワークショップをして頂いた。

「気になるネット・トラブルについて我が子と話し合おう」という宿題を
事前にお出ししておいたので、
その上でトラブルの回避方法や、家庭でのルール作りを皆で考える。

このワークショップが
なかなか盛り上がりました!

日頃、保護者同士でこういう話をじっくりする機会は
あまり無いとのことで、
皆さま話が尽きない模様。

・「親子のコミュニケーションの重要さを感じた」
・「現実の話として、理解できた」
・「自分の中でうやむやになっていた部分がハッキリしたので
子どもと向き合ってみようと思った」
・「とても漠然としていたネットの問題点などがはっきりした」
・「子どもたちの置かれている状況が大きく変わり、とても危うい状況にあることがよくわかった。ネット情報の影響を改めて感じた。こわいけれど、しっかりとリテラシーを身につけたいと思った」

……などなど、沢山の御感想が。
関係者の方々、有難うございました。

そうそう、
「この講座の宿題のおかげで、ネットトラブルについて子どもと話すきっかけが作れた」
という嬉しい声も。

性的有害情報やリベンジポルノの問題なんかは特に、
機会がなければ子どもに言い出しにくいですよね。

どんどん私の講演のせいにして頂いて結構であります!


【参考文献】

1大人が知らない ネットいじめの真実

Book

プロフ中毒ケータイ天国
 子どもの秘密がなくなる日




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2014年8月 5日 (火)

教職員に「子ども向けメディアとジェンダー」人権教育研修会

「子ども向けメディアとジェンダー」について、講演を務めた。
幼稚園、小学校、中学校の教職員を対象とした人権教育研修会である。
東京都葛飾区男女平等推進センターと
教育委員会指導室による共催。

教育委員会側から、
「『メディアリテラシーとジェンダー』に加え、
小学生でもスマートフォンを持つ時代なので、SNSなどソーシャルメディアを含む
ネットメディアの影響についても触れてほしい」との要望を頂いたため、
以下のような内容をお話:

・メディア・リテラシーとは?
・子ども向けメディアとジェンダー
・ソーシャルメディアとジェンダー

ジェンダー分析の対象として映画『アナと雪の女王』を御紹介したところ、
「子ども達にも伝えたい!」との嬉しい声を頂いた
(ちなみにジブリ映画『風立ちぬ』のジェンダー分析はこちら)。

さらに後半では、
「ジェンダー情報の偏りを子どもにどう指導するか?」という点を、
参加した教職員自身にワークショップ形式で議論してもらった。
「サザエさんは保守的過ぎる!」など、なかなかの盛り上がりっぷり。
参加者の方々にとっては、他校の教職員と意見交換が出来たのも、
参考になったようである。

「ジェンダーとメディアに関する大変わかりやすい話が
アンケート結果でも好評でした。
新たな気付きや、これからの教員生活の大きなヒントを得た教諭も多かったようで、
講座開催の目的を十分に達成出来ました」
とは、講座開催の御担当者。

皆様、有難うございました!

余談だが私は『アナ雪』のオラフLOVE。
どこかでグッズが買えないかしらん。


【参考文献】

Book3オトナのメディア・リテラシー
         (リベルタ出版)  
◆大学入試 出題文献 
◆学研小論文模試 出題文献





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2013年12月12日 (木)

「女男共同参画とメディア」講演@小田原&福井

小田原市で先日、
女男共同参画とメディアに関する講演を務めた。
市の人権・男女共同参画課の主催で、市町村連携事業の一環。

以前に「かながわ女性センター」で
メディア・リテラシー講座の講師を担当したことから、
「うちでも是非」との御依頼。恐縮でおじゃる。

今回は「オトナのメディア・リテラシー~女男共同参画の視点から」と題し、
・メディア・リテラシーとは?
・【受信者編】ニュースの作られ方・ジェンダーとメディア
・【発信者編】情報を「伝える」リテラシー

…について、お話させて頂いた。

・「情報発信の視点で聞いたところ、最後に発信者編があり、受講者のハートをキャッチしていると感じました」

・「内容が身近であり、自分の中に潜在する意識に触れられ興味深かった」

・「日頃、メディアの報道内容を疑わしいと思っていたが、やはりそうだったことが分かって面白かった」

・「自分自身はあまりジェンダー論に実感がわかず、興味を持てずにいましたが、実際の新聞や中吊り広告の説明を聞いて、今までメディアの思うように受けとっている部分も多かったのだと実感しました」

・「TV報道やCMなど、何気なく意見ていてあまり気にならなかったが、言われてみると確かに、と思うことが多かった」

等々、参加者の方からは多くの御感想が。

主催者の方からも、
「日常生活に密着した内容で興味深く、
また、情報の発信者側としても考えさせられる内容で
参加者から大変好評でした」
とのコメントを頂いた。
有難うございます!

ちなみに本講座には
市民に加え、全庁の職員の方々も研修として参加し、予定を大幅に上回る人数に。
男女共同参画以外の部署の方々にも聞く機会を設けるとは、
小田原市、意識が高いですな。

続いて福井へ。
福井県生活学習館が主催した
男女共同参画推進講座リーダー養成コースにて
「メディア・リテラシーとジェンダー」の関係をお話。

こちらでは以前にも同様の講座を担当したことがあり
リピート登壇となった。

帰路、福井駅で名物「しめ鯖弁当」を購入。
ほのかなお酢の香り漂う肉厚の鯖が、
美味しゅうございました!

【参考文献】
最新刊!性教育とメディア・リテラシー

Photo_2
『性情報リテラシー』


・子ども達はメディアの性情報にどのように接し、
 自らの性行動・性意識にどう反映させているのか?

・「性的有害情報対策」としての
 リテラシー教育はどうあるべきか? 

 


●【お知らせ】
 
 大学客員講義
 受付スタート

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2013年9月10日 (火)

いじめとジェンダー、メディアの関係(雑誌寄稿)

「あんたは気持ち悪いから、死んでええわ」。
芸人が舞台上で相方に言い放つ。そして、手拍子を取り始めた。
「死―ね、死―ね、死―ね……」。
観客たちも、笑いながら手を打ち鳴らす。「死―ね、死―ね、死―ね……」

あるお笑い公演を見たときの一幕だ。芸人たちのネタは、相手の外見やコンプレックスをあざ笑ったり、見下したりすることでウケを狙う内容が多い。聞き手の優越感をくすぐるので、笑いがとりやすいからだ。この種のお笑いが、日常的にメディアを通して多くの子どもの目に触れ、「いじめ」のヒントを与えている。

体の太さや髪型、背の低さ、髪の毛の薄さなどは本来、身体的「特徴」に過ぎない。その特徴を「欠点」と決め付け、からかいの対象とすることは即ち、「この特徴を持っている人はバカにしてもいいんですよ」というメッセージである。それは子どもの価値観に浸透し、行動パターンを規定する。「あいつの髪型は変わっているから」「あの子の口は臭うから」自分たちより劣っている。だから、いじめてもいいのだと。

中学時代にいじめられたという高校1年生のA子は、こう指摘する。
「いまの笑いって人を叩いたり、自分がその人より上にいたりすることを前提に成り立っている。そういうのを見たら現実の場に持ち込んでしまって、見下せる相手をいじめるんじゃないかな」

女子のいじめの場合、「ジェンダー(社会的・文化的な性のありよう)」が関わるケースも多い。最近の女子はまず「仲良しグループ」を作ったうえで、その内でいじめを行なう傾向がある。メンバーを一人ずつ順番にいじめのターゲットにすることで、結束を強めていくのだ。「いじめるのは嫌だと言ったら仲間はずれに されるから、怖くて言い出せない。いつ自分がターゲットになるかと、毎日ビクビクしている」と、ある女子中学生は打ち明ける。

私たちの社会は女の子に対して、「気配りが出来るように」「みんなと仲良くしなさい」と求めがちである。逆に、意見をはっきり主張する自立心旺盛な子には「女の子なのに気が強い」「男勝り」とマイナス評価を与える。

幼い頃からこうしたジェンダー観を刷り込まれてきた女子たちは、学校内でも「和」を保つことに神経を尖らせ過ぎて、いじめをしてしまう。

もう1つ、女子のいじめとして特徴的なのは、顔立ちが可愛い子や男子にモテる子を、標的にしがちなことだ。そのような子に対して、「調子に乗ってんじゃねぇよ」と陰口を叩いたり、暴行を加えたりする。

「顔は女の命」というジェンダー観は、世間に依然として残る。メディアも美容整形特集を組み、可愛い女の子をもてはやす。外見至上主義ともいえる価値観を、女子は育つ過程で「学習」していくのだ。このため、外見が目立つ子に対して「自分より優れている存在」と嫉妬と脅威を感じ、足を引っ張ろうとする。


メディアやジェンダーが絡むいじめに対処するために、大人に出来ることとは何か。

最も重要なのは「メディア・リテラシー」の育成である。
「メディアの特質、手法、影響を批判的に読み解く」能力と、「メディアを使って表現する」能力の複合だ。
子どもが自分の頭で情報を判断できるようになるには、特に前者が早急に必要である。

子どもにメディア・リテラシーを教えるには、まず大人のあなたが、
メディアが子どもに与える影響を理解しておかねばならない。
冒頭のお笑い公演で、「死ね」コールに率先して手拍子をとり、
相方をブタ呼ばわりするコントに大口を開けて笑っていたのは、なんと大人たちであった。

笑う子どもをたしなめる親もいない。
お笑いに慣れてしまい、その異常さを感知できないのだろう。
子どもはそんな親の姿を見て、「やっぱりバカにしていいことなんだ」と学習する。

子どもと一緒にメディアに接しているときの親の振る舞いは、メディア・リテラシー教育のキーポイントだ。
例えば子どもとテレビを見ていて、他人を見下す言動や暴力表現が出てきたら、
「これは許されない行為だ」とか「こんなことは現実にはあり得ない」などとコメントしよう。
テレビに没頭する子どもを冷静にし、番組を客観視させる。
そこで繰り広げられている内容を「普通のこと」と認識するのを防ぐ効果があるのだ。

また、メディアが女性について「愛想良くあるべき」「出しゃばるのはみっともない」といった論調で描いていたら、
「性別による決めつけはおかしい」「あなたらしさが大事」と説明しよう。

「どうしてメディアでは、女の子の外見が重要視されているの?」と問いかけ、
社会に潜むジェンダーの偏見に気付かせるのもいい。

つまり、メディア・リテラシー教育で重要なのは、大人が子どもに「一歩引いた目線」を提供することだ。
子どもがメディアを真似て軽々しくいじめを行なわないよう、情報を鵜呑みにしない目を育んでいこう。

(教育雑誌『おそい・はやい・ひくい・たかい』寄稿)

【参考文献】

1
大人が知らない ネットいじめの真実


   (渡辺真由子著、ミネルヴァ書房)

 ◆中学道徳教材 採用文献 (3刷)



Photo_2  『性情報リテラシー』 (渡辺真由子著)

 ・子ども達はメディアの性情報にどのように接し、
  自らの性意識・性行動に どう反映させているのか?
 ・「性的有害情報対策」としてのリテラシー教育とは?

  ⇒メッセージ&目次

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2013年8月 6日 (火)

「社会の課題を解決する子どもを育てる」講演

都内で開催された、3回連続の保護者向けセミナーにて講演を務めた。
テーマは「社会の課題を解決する子どもを育てる」(主催:マザーカレッジ)。

本セミナーの目的は大きく3つ:
① インターネットが子どもたちに与える影響を正しく知り、
  それをコントロールする力を養う。
② メディアから流される情報を正しく理解し、子どもにそれを伝える力を養う。
③ ニュースの裏側にある課題を正しく知り、子供たちとその解決策を議論することで、
  彼らの知的好奇心を刺激し、将来の進路を考える一助とする。

こうした目的を踏まえ、私は
・【メディア・リテラシー入門:客観報道の罠】
・【広告のカラクリ】
・【性・暴力表現の影響】
について、それぞれお話させて頂いた。

特にこれからの時代、
子どもがグローバル社会でのびのびと育つのを妨げないために、
「メディアとジェンダー」「メディアとマイノリティ」等の問題について、
まず親が理解し、子どもに伝えていく必要がある。

参加した方々からは
「社会的少数派や差別の話題は他人事だと思っていた」
「この話は是非子どもにも聞かせたい」
等の御感想を頂いた。

開催場所が赤坂だからか、
保護者の皆さんもどことなくエレガントだったような……(?)。
3回にわたり、有難うございました!

【参考文献】

Book3 オトナのメディア・リテラシー
         (リベルタ出版)  
◆大学入試 出題文献 
◆小論文模試 出題文献




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2013年7月23日 (火)

男女共同参画週間に「メディア・リテラシーとジェンダー」講演

先月下旬は男女共同参画週間、ということで、
木更津市主催の男女共同参画フォーラムにて講演を務めた。

「それってもう1ヵ月くらい前の話やないと?」と気付いたあなた、
ええ、ブログ更新が追い付かず恐縮であります。

テーマは
「メディアを読み解くチカラをつけよう!
 ~女性・男性の描かれ方はどうなっているのか?」。
メディア・リテラシーの基礎知識や、ニュースの読み解き方、
メディアのジェンダー表現の問題点について
お話させて頂いた。

・「TVを見ていて、アナウンサーの言うままの評論家の意見に偏りを感じていたので
やっぱりと思った」
・「小さい時から男女のありようを刷り込まれているので、なかなか右から左へと言うように行かないと思いますが、このような講演の機会を増やして地道な努力を続けなければならないのではないかと思いました」
・「意識せず見ていた事を今後一歩引いた目線で眺め、考えるクセを習慣づけて行きたいと感じました。(テレビのこちら側で勝手に文句を言っていた一人で大いに参考になりました)」
・「今まで深く考えることがなかったメディアについて、読み解く方法を少しだけですが、身についたように思います。一歩引いて読み解きたいと心がけます」
・「おもしろかったです。例をあげながらわかりやすく説明していただいたのでよく理解できました」
・「メディアの言葉の表現で自分達が左右されていることに気づいた。言葉の表現に気をつけて生活したい」
・「TVや新聞の新しい見方を教えてもらいました。メディア報道を批判する機関がないことも問題かも?」
・「報道内容を鵜呑みにせず、見る力をつけていきたい」

……等々、たくさんの御感想が寄せられた。有難うございます!

また、主催者の方からはお土産に
「木更津ポン太」(岡杢栄泉堂)の餡菓子と
「あさりの佃煮」(岩崎物産)を頂いた。

「しょ、しょ、しょじょじ、しょじょじの庭は~♪」の童謡って、
木更津が発祥だったのですねえ。
佃煮も日本酒に良く合い、美味しゅうございました。


【参考文献】

Book3 オトナのメディア・リテラシー
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2013年4月24日 (水)

消費者センターで『広告リテラシー』講演

足立区消費者センターで講演を行なった。
「誇大広告や偽装行為に騙されない 賢い消費者になる! ~広告リテラシーのすすめ」。

「広告リテラシー」とは、メディア・リテラシーの一環である。
主に下記の点をお話した:

・広告リテラシーとは何か
・広告の基本的な読み解き方
・「差別化」のための消費促進
・広告とジェンダー

このテーマは「男女共同参画」に関連してお話することが多いのだが、
「消費者啓発」の分野でもお役に立てるようだ。

ブログに御感想をアップ下さった方を始め、
参加した方々からは多数のお声を頂いた:

 いろいろな広告手法、格差社会を推進する広告など大変勉強になりました。これからは楽しく広告を見たいと思います。特にジェンダー視点を持って見たい。先生の歯切れの良いお話でよくわかりました。

 とても楽しく受けました。良かったです。ありがとうございました。

 国や自治体も男女参画に取り組んでいますし社会的にも随分変化していると思いますが、広告から見たジェンダーには改めて考えさせられました。

 とてもわかりやすく、まとめまでしていただき有難かったです。

 日々目にしている広告の裏に、消費者にデメリットになるような意図が隠されているということがわかり、とても勉強になりました。そのような視点で見ることで、今後は操られることなく自分で判断して消費できるようになれる気がしました。今日のお話は本当に大切な内容だと思います。こういうことがもっとみんなに広まったら良いと強く思いました。ありがとうございました。

 広告に対する視点がちょっと深く見ることができるようになりました。今まではうるさい程度でしたが、人間の心理をここまで利用されているとは。大変素晴らしい講演でした。

 

 大変わかりやすく楽しく聞く事ができました。広告から文化まで作られていくことが大変興味深くおもしろかったです。

 広告に惑わされないように、自分の考えはしっかり持つようにと深く考えさせられました。

 物を見る目が深く考えるようになった。広告にだまされない。

 広告・情報についてもっと深く考えていかねばと思いました。

 広告に手法、表現により、偏った価値観を操作されていることがよくわかりました。これから正しく読み解くようにしていきたいと思います。

 大変勉強になりました。新聞・テレビの広告に見方が変わると思います。

 あまり考えていなかったが、これからは注意して広告を見ようと思う。

 コマーシャルをただ聞き流していましたが、制作者の思いを考えながら裏側を感じ取るのもおもしろいと感じました。

 広告から受ける影響がいかに大きいかがわかり良かったです。情報を判断する柔軟な頭を養い活用できる女性になりたいと思いました。

 とてもわかりやすく興味のわく内容でした。広告が知らず知らずに個人の意志のコントロールや洗脳をしているという視点でみたことがなかったので新鮮な驚きでした。

 大変面白く、つい耳を傾けてしまう。
特に広告によっての収益が得られるかという参考にもなりました。

 広告を見る目が変わりますね。今まで気がつかずになんとなく見ていましたが・・・。振り回されていた自分に反省です。


……等々、全ては紹介しきれない程。
主催者&参加者の皆さま、有難うございました!


【参考文献】

2
オトナのメディア・リテラシー

 

         渡辺 真由子著



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2013年2月15日 (金)

栃木&埼玉で「メディア・リテラシーとジェンダー」講演

年度末のこの時期は講演依頼が集中しており、
全国の様々な地域にお招き頂いている。
私のツイッターフェイスブックでは逐次報告しているが、
ブログでは全てを紹介出来ない事を御了承願いたい。

さて、
先日は栃木県男女共同参画センターにて
「メディア・リテラシー講座」を担当。
メディアの基本的な読み解き方と、ジェンダー表現に関する問題をお話させて頂いた。

この講座は募集開始からあっという間に定員オーバーし、締め切り後も応募が続いたとか。
メディア・リテラシーへの関心の高まりが伺える。

地元新聞社の取材も入るなか、参加した方々からは
「メディアに『裏』があることを確認できた」
「情報の意図を読み解くということを、具体的な事例でわかりやすく
説明されたのが良かった」
「今後のメディアとの関わりの参考になった」
「ニュースの作り方が理解できた」
「今後、テレビや新聞の見方が変わりそう」
などの感想を頂いた。

また、
埼玉県の上尾市男女共同参画推進センターでも
「メディアとうまく付き合う方法」と題して講演。

女性も男性も幅広い年代が参加下さり、
「うちのイベントでこんなに集まったのは初めてです!」と主催者の方。
参加した皆様から寄せられた声は以下の通り:

「知らないメディア・リテラシーについて初めて接することが出来、
とても良い内容でした」
「女性に対する偏った見方がメディアでされているということは、全く考えていなかったので
発見でした。これから気を付けて見たいと思います」
「日頃、心の中でモヤモヤしていたことが、ああそうだったのかとスッキリした気持ちになりました」
「わかりやすい説明で、楽しめる講座でした」
等々。

各地の皆様、
有難うございました!

【参考文献】
メディアとジェンダーの関係を知るには……
『性情報リテラシー』

Photo ・子ども達はメディアの性情報にどのように接し、
 自らの性行動・性意識にどう反映させているのか?

・「性的有害情報対策」としての
リテラシー教育はどうあるべきか?

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2012年12月21日 (金)

進研ゼミ高1教材で「生まれ変わるなら男?女?」

ベネッセが発行する進研ゼミ高1講座の教材『My Vision』12月号で、
「生まれ変わるとしたら男と女どっちがいい?」という特集が組まれた。
私もコメントしている。

高1会員を対象としたアンケートによれば、
「男がいい」は58.3%、「女がいい」は41.7%。
高校生の頃から「女性は損」という考え方が染みついているとすれば
残念な結果である。

これに対し、
女性代表として私が以下のようにコメント
(男性代表は京都大学大学院の伊藤公雄教授)。

ちなみに進研ゼミといえば、
地方公立出身で塾ギライの私は
散々お世話になった記憶がある……。

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進研ゼミ高1My Vision:「生まれ変わるなら男?女?」

<質問1>現代の社会では、いまだに「男性優位」の風潮を感じる場面も多くあると思います。このことについてどのようなご意見をお持ちでしょうか? またそれはどんな場面でしょうか。

 「女性が強くなった」と巷では言われますが、現実はまだまだ男性優位の社会です。例えば、デートDV(交際相手からの暴力や精神的支配)の被害経験がある高校生は女子が33%で、男子より10%以上も多いことがわかりました(NPO法人「ウィメンズネット・こうべ」調べ、2011)。「女は男に従うもの」「愛があれば女を殴ってもいい」等の誤った思い込みが、若い男女の間にも浸透しているのです。

<質問2>これからの時代、女性が果たす役割や、活躍できる場はどのように変化していくと思われますか? 

 世の中の半分は女性なので、「同性のニーズ」を汲み取ることが出来る女性は重宝されます。東日本大震災では、避難所のリーダーが男性ばかりだったため、女性の必要とする物資が届かなかったという反省点がありました。今後は災害現場や、女性に役立つ情報を伝えるメディア、性犯罪被害の相談窓口など、同性のために活躍することを期待される場が広がっていくでしょう。

 <質問3>女性ならではの強みとはどのようなものだと思われますか?

 総理大臣は常に男性、政治家も9割は男性というこの国で、女性は「マイノリティ(社会的少数派)」と呼ばれる存在です。権力を持ちにくいからこそ、同様に弱い立場である障害者や高齢者、子どもの気持ちに寄り添えることが強みです。弱者へ配慮する眼差しは、「誰もが生きやすい社会」を作っていく上で非常に重要です。 

<質問4>男女差はなくなるべき、もしくは男女それぞれの強みを生かしていくべき、どちらのご意見をお持ちでしょうか。またそれを実現するために我々はどのような意識を持つべきだと思われますか?

 女だから、男だからという理由で、人生の選択肢が狭められてはいけません。「やりたいこと」をやれる機会は、男女同等に与えられるべきです。その機会をつかんだら、男女それぞれが自分の個性や才能を存分に生かしてほしいと思います。そのためには企業や保護者が意識を変えることが必要です。例えば就職活動では、女性の方が試験の成績が良いにも関わらず、「出産したら辞めるだろうから」と落とされるケースが目立ちます。出産後も仕事を続けられる環境を企業が整えなければ、女性たちは子どもを産む気がなくなり、少子化が進む恐れがあります。また保護者も、「女の幸せは結婚」「男は一家の大黒柱であるべき」等の偏った価値観を我が子に押し付けていないか、振り返ってみましょう。

 <質問5>「生まれ変わるなら男性派」の高校生に向けたアドバイスをいただければ幸いです

 「男性の方が生きていく上で有利」と思いがちですが、実は男性ならではの「生きづらさ」というものがあります。「男なら有名大学に進んで、大企業に入ってバリバリ稼ぐのが当然」と思われているだけに、そのルートから外れてしまった男性は「負け組」の烙印を押されがちなのです。周囲からのプレッシャーに耐えかねて家から出られなくなる男性も多く、「ひきこもり」の7割は男性が占めているのが実態です(東京都調べ、2008)。「男らしさ」にとらわれるのではなく、「自分らしく」生きるためにはどうすればいいかを考えてみましょう。 

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Photo 参考文献:『性情報リテラシー』


高校生にとってメディアは「性の教科書」です。

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