子どものネット・携帯利用意識調査にコメント(共同通信)
「直接は言えないことも携帯電話やメールなら言える」と考えている小中学生が
4割を超すことが、内閣府の意識調査で明らかになった。
こうした子どもの数は、2006年の調査に比べ増加している(特に小学生は約2倍!)。
また、「自分に自信がない」と感じている女子中学生も約7割に上った。
このような現状の背景について、
私は青少年のネット利用を取材してきた立場から、
共同通信によるインタビューにお応え。
掲載内容は以下の通り:
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<青少年のネット利用に詳しいメディアジャーナリストの渡辺真由子さんの話>
「調査結果は、生のコミュニケーションに臆病な子が増えている実態を反映している。
いきなり友だちに話し掛けて拒絶されるのが嫌で、
事前にLINE(ライン)や会員制交流サイト(SNS)で
仲良しグループの話題をチェックしておく子もいる。
SNSは女子の利用頻度が高い。
女子で自信がないケースが増えているのは、自分がネット上で
常に他人からの評価にさらされていることが背景にある。
フェイスブックの『いいね!』や、ツイッターのリツイートの数が少ないと傷つくことになる」
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子どもたちが「臆病化」しているという私の分析は、
拙著『プロフ中毒ケータイ天国 子どもの秘密がなくなる日』で
詳しく述べているので、御参考にどうぞ。
なお、
今回のコメントは本日、全国の新聞に配信されたようだが、
どれに載ったかは知りませぬので、
良かったらお手元の朝刊をチェック下さいまし。
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まゆマガ。
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