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2013年8月

2013年8月30日 (金)

教職員&保護者向けに「性情報リテラシー教育」講演

青森県弘前市内の
幼稚園・小学校・中学校の教職員と保護者の方々を対象に、
「性情報リテラシー教育」の講演を務めた。

弘前市教育委員会が主催した
性教育研修講座である。

「性教育とメディア~子どもを取り巻く性情報とその対策」と題し、
子ども達の性に関する価値観や行動に
メディアからの情報が大きな影響を与えている現状と、
その方策の1つとしての「性情報リテラシー教育」の意義などについて、
詳細な事例を交えながらお話させて頂いた。

・「具体的データを元に、現在の若者の性に対する考えを知ることが出来た。
今後の指導に役立てたい」
・「トラブルに巻き込まれないために、性教育の充実がこれまで以上に重要と感じた。
メディアを教材にして考える授業があってもよいと思った」
・「正しい性情報に関して、メディアの情報を鵜呑みにしないことが大事だということを
子どもに伝えていきたい」
・「私たち大人が正しい知識を与える必要性を強く感じた」
・「新しい視点と現実に気付かされました。現場での実践でどのように生かすかは
我々教師の課題だと思います」

……等々、参加者の方々からは大変多くの御感想が寄せられた。

主催者の方からも、
「本市の性教育のこれからのあり方に、大きな指針を与えて下さった」とのコメント。
皆さま、有難うございました!

Photo_2
ちなみに今回はスケジュールの都合で
とんぼ返りを余議なくされたのだが、
せっかく青森に来たのだからと、
弘前駅にて津軽弁当「ばっちゃ御膳」を購入。

「ばっちゃ」とは、津軽弁で「お婆ちゃん」の意味だべさ。

ご飯の上に敷き詰められているのは、
ダシと味噌の卵とじを
ホタテ貝の殻の上で焼いた
「貝焼き味噌」。
さらに「棒鱈とふきの煮つけ」や
「身欠きにしんの醤油漬け」なども。


まさにお婆ちゃん手作りの郷土料理を思わせる味オンパレード、
美味しゅうございました。

【参考文献】

Photo_2  『性情報リテラシー』 渡辺真由子著

 ・子ども達はメディアの性情報にどのように接し、
  自らの性意識・性行動に どう反映させているのか?

 ・「性的有害情報対策」として
  リテラシー教育はどうあるべきか?

  ⇒メッセージ&目次


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2013年8月28日 (水)

SNS悪ふざけ画像とネット・リテラシー教育(新聞寄稿)

20130818  ピザの生地を顔面に張り付ける。パトカーの屋根に乗る。コンビニエンスストアの冷凍ケースに潜り込む……。こうした自分の姿を撮影し、インターネット上に投稿する事例が後を絶たない。

 仲間内で画像をこっそり披露するのだから、悪ふざけと笑って済まされると考えたのかもしれない。だが実際には、ネットで「公開」したことにより不特定多数の目に触れ、投稿者たちは激しく責められたり、雇用先を解雇されたり、さらには逮捕者すら出たりする事態となった。

 このような行為をした者は、主に大学生や20代会社員といった若者である。幼い頃からネットに慣れ親しんできた、いわゆる「デジタルネイティブ」世代だ。だが、ネットに投稿する内容は世界中の人々に見られるという意識や、もし見られた場合どのような反応が起きるかという想像力は、あまりに乏しいと言わざるを得ない。

 ネット環境の整備と共に、携帯電話やスマートフォン等の普及も進み、いまや誰もが情報を発信できる時代になった。当然、発信者としての「ネット・リテラシー」も身に付ける必要がある。

 まず知っておきたいのは「集団心理のわな」だ。冒頭の画像が投稿されたのは、ツイッターやフェイスブックといった、仲間内で交流出来るソーシャルメディアである。特定の集団の規範においては、過激な発信がもてはやされることもあろう。メンバーから称賛を受けたくて暴走してしまう危険性があることを、自覚せねばならない。

 2点目は「書き込みのマナー」。ネット上では匿名だからと、感情をむき出しにして書き込んでしまうケースは、大人にも珍しくない。ブログで上司を名指しの上「死ね」「抹殺したい」などと記載して免職処分を受けた者や、ネット掲示板で知人を繰り返し「犯罪者」呼ばわりしたとして名誉棄損容疑で逮捕された者などが相次ぐ。

最高裁は2010年、「個人が発信するネット情報も、その他のメディア報道と同基準で名誉棄損罪が成立する」との初判断を示した。ネットに書き込んだ者が誰なのかは、しかるべき手段をとれば殆どが特定可能であり、決して匿名ではない。気軽に発信する前に、その内容や言葉使いが適切か、一度立ち止まって自分に問いかけたい。

 こうした書き込みのマナーについては、ソーシャルメディア上でも同様だ。ツイッターやフェイスブックでは有名無名の個人とつながることが出来、簡単にメッセージを投げかけられる。その分、面識がないのに馴れ馴れしい文体にしたり、自分の主張を押し付けたりしてしまいがちだ。特に大人は、ネット上でも相手を不快にさせないよう、ビジネスマナーに即して振る舞いたい。

一方的に質問やコメントを送りつけ、相手の回答がないと怒りだすユーザーも時折見かける。大多数の人にとって、ソーシャルメディアの利用は仕事ではなく、無報酬の趣味である。いちいち自分の発信に反応してもらえると期待しない方がいい。

 最後に、「個人情報の扱い」について。神奈川県で昨年、女性が元交際相手に刺殺された事件では、相手が女性のフェイスブックの写真や書き込みから住まいを特定しようとしていた。ネットを悪用して付きまとう行為は「サイバーストーカー」と呼ばれ、ソーシャルメディアの流行に伴い問題化している。今年6月に改正されたスト―カー規制法では、執拗にメールを送る行為も規制対象とされた。

 ネット上で個人を特定されないためには、どうすれば良いのか。ソーシャルメディアで公開するプロフィールは友人しか見られないよう閲覧制限をかけ、自宅や居場所を推察させるコメント(「近くに〇〇がある」「窓から〇〇が見える」など)は書き込まない。スマートフォンで撮影した画像を投稿するときは、撮影場所が表示されるのを防ぐためGPS機能をオフにしておく、といった対策が必要だ。

 ネットで何かを発信すれば、様々な人が様々な思いで受けとめる。結局、「スクリーンの向こうに人がいる」のを忘れないことに尽きるのだ。 

(熊本日日新聞「論壇」2013.8.18寄稿に加筆)

・【関連】ネット・リテラシー教育「受信者編」

・【お知らせ】大学客員講義 受付スタート!

 【参考文献】

Book
プロフ中毒ケータイ天国
 子どもの秘密がなくなる日

 渡辺真由子著(主婦の友新書)

◆元祖SNSトラブル事例集 
◆大学講義テキスト



最新刊!性教育とメディア・リテラシー
4_2
『性情報リテラシー』

・子ども達はメディアの性情報にどのように接し、
 自らの性行動・性意識にどう反映させているのか?

・「性的有害情報対策」としての
 リテラシー教育はどうあるべきか? 




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2013年8月21日 (水)

本日の毎日新聞夕刊で「風立ちぬ」批評(コメント)

Photo_4

ジブリ映画「風立ちぬ」についての批評を、
本日(21日)の毎日新聞夕刊にコメントしている。

この映画を封切直後に鑑賞した私は、
ツイッターで感想を述べた。

「風立ちぬ」鑑賞。何じゃこりゃ、という終わり方。病身の妻を手元に置きたい、という自らのエゴに対する主人公の苦悩は描き切れず。妻が「夢を追う夫」の ために自己を犠牲にする姿は「美徳」として描かれている。宮崎アニメの少女作品はジェンダーに偏りがあるが、男性を主人公に据えてもこうなるのか

[*以下、ネタばれ注意*]

私が違和感を覚えたのは、
二郎と菜穂子の恋愛の描かれ方に見るジェンダーである。

まずは、菜穂子という女性像への違和感。
少女時代は知的で活発で、これまでの宮崎アニメに頻出したような
イキイキした女の子が、大人の女性に成長すると突然弱々しく
夫に依存する性格に変わっていることも気になる(病気であることを考慮しても)が、
それより注目すべきは、やはりあの場面だろう。

そう、菜穂子が結核による死期を予感して、二郎の元を去る場面である。
「ネコかよ!」と突っ込みたくなる行動である。

自分の衰える姿を夫には見せたくない、という思いがあったのだろう。
なぜ、本来最も心の支えであるべき夫に、その姿を見せられないのか?
おそらく菜穂子は、「美しいもの」を偏愛する二郎には自分を受け止められないと
「見限った」のではないだろうか。

だが、その心情に二郎への恨みは表現されず、
夫に迷惑をかけまいとする慈愛の精神だけが伝わってくる。
そんな菜穂子を、二郎は追いかけもしない。

そしてラストシーン。
ゼロ戦の設計に成功した二郎に、
菜穂子が空から「あなた、生きて」と呼びかける。
どこまでも甲斐甲斐しい「聖母像」である。
これに対して二郎が答えたのは「ありがとう」。
妻の余命を短くした可能性への謝罪じゃないんですねえ。
どこまでもエゴイスティックな「夢追う男像」である。

もっとも、宮崎駿監督が企画書で述べているように
この映画はそもそもが「夢追う男の狂気」を描こうとしたもの。
よって、上記のような指摘は織り込み済みかもしれない。
二郎役の声優による超絶な棒読みっぷりも、
彼の「非人間性」を浮き立たせる狙いがあったのであれば成功だ。
さすが宮崎監督、客観的に問題提起しているんですね!

……と納得しかけた私の思いを覆したのが結末の一言。
前述のラストシーンで、二郎が菜穂子に「ありがとう」と答えた直後、
画面に大きくテロップが入る。
「堀越二郎と堀辰雄に敬意を込めて。」

ええっ!? 
そこで敬意を表すべき相手は、命を削って夫の夢に尽くした菜穂子ではないのか?
結局、監督にとっても菜穂子の献身など大したことではなかったのね……。

つまりこの映画は、宮崎監督が「男のロマン」に自己陶酔した作品と
受け止めざるを得ないのであった。


というわけで、
私の総合的コメントについては
本日の毎日新聞夕刊をどうぞ


・【お知らせ】大学客員講義 受付スタート!

【参考文献】

Book3 「映画とジェンダー」の読み解き方を
身に付けるなら……
オトナのメディア・リテラシー

         (リベルタ出版)  

◆大学入試
出題文献 
◆小論文模試 出題文献


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2013年8月16日 (金)

中学校PTA向けに「性情報リテラシー教育」講演

神奈川県内の中学校PTA向けに講演を務めた。
「子どもを取り巻く性情報とその対策
~性情報リテラシーを身に付けよう!」がテーマ。

・「性情報リテラシー」とは?
・子どもの性的メディア利用の現状
・メディアの性情報の特徴と
   子どもの性意識・性行動に与える影響
・性情報リテラシー教育のあり方
 ~性的トラブルに巻き込まれない子どもを育てるコツ

……といった点について、お話させて頂いた。

・「想像以上に踏み込んだ内容で良かった。
自分たちの時代とはインターネットなど違う部分もあり、
時代に沿った方法で対応しないといけないと思った」
・「家庭での指導の仕方、見守り方がわかった。
子どもにも話したい」
・「今までこのような内容の講演を聞いたことがなかったので
大変参考になった」
・「子どもとのコミュニケーションを図り、子どもを守っていきたい」
・「性教育とは別に、性情報についても学校教育にあって良いのではないかと思った」

等々、参加した保護者の方々からは多数の御感想が寄せられた。
有難うございます!

また、
「この内容を直接子どもにも話して欲しい。
親からだとお互いテレてしまうので」
といった声も複数あった。

実は「性情報リテラシー」、生徒向けにも講演しています
よろしければどうぞ!

【参考文献】

Photo_2  『性情報リテラシー』 渡辺真由子著

 ・子ども達はメディアの性情報にどのように接し、
  自らの性意識・性行動に どう反映させているのか?

 ・「性的有害情報対策」として
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2013年8月13日 (火)

SNSで目立ちたい子どもの心理:【ネット・リテラシー教育と青少年保護】4

飲食店従業員の冷凍庫ケース潜入写真をはじめ、
若者によるSNSへの「不適切」写真投稿が後を絶たず、
雇用企業が損害賠償を検討する動きにまで発展している。

投稿した本人に悪気はなく、
単に「目立ちたかったから」という理由が多いようだ。
そうまでして「ネットで目立ちたい」と欲するのはなぜか?
かつて取材した子ども達の声を御紹介しよう:

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SNSで目立ちたい子どもの心理:【ネット・リテラシー教育と青少年保護】4

「アイドルの○○くんダイスキ!」「モデルの○○様は神っ」……。

プロフの「好きな芸能人」の欄に様々な名前を並べるのは、関東地方の私立中3年のイズミ。だが本当は、この人たちのことを好きでもなんでもないという。

「人気がある芸能人の名前とか書くと、アクセス数が上がるんですよ。『あたしもその人好き』ってメルボに届いたり。だからつい、検索にひっかかるための単語を増やしちゃう。アクセス数が上がると嬉しいですね。見てくれてるんだって」

プロフには、何人が閲覧したかがわかる「アクセス数」が、毎日表示される。他人からも見られるため、アクセス数が多ければ誇らしい。逆に、少なければ恥ずかしい気分になる。

アクセス数にこだわる理由はそれだけではない。最大の目的は、プロフ内のリンクから「ブログ」へと誘導することだ。

イズミはブログをほぼ毎日更新する。
「今朝は寝坊した。学校では友達の○○と△△して過ごした。放課後はプリクラ撮りに行ってカラコン(カラーコンタクト)とツケマ(付けまつげ)で盛って……」


学校生活やバイト、メイクについて詳細に書く。ごく普通の高校生のイズミだが、彼女のブログの読者数は200人近くに上る。

「読者が増えるとテンション上がる。面白い文章書くとか、工夫してます。つまんない内容だと見てもらえないし」

芸能人でもあるまいし、なぜそんなに、自己アピールに気合が入るのか。

「やっぱプロフやブログがないと、自分のことを知られてないから、学校や地元でも目立たないですよね。『この子誰』みたいな。知られてる方が、『○○ちゃんだよねー』みたいな感じから会話が始まるから」

ネット上で存在感を示せなければ、実生活でも相手にされない。
「目立った者勝ち」の強迫観念に駆られ、子どもたちはきょうも携帯世界で「私はここにいる」と叫ぶ。


(新聞連載)

 【参考文献】

Book

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2013年8月 8日 (木)

『大人が知らない ネットいじめの真実』が情報モラル学習教材に

Photo_2 東京書籍が新たに発行した情報モラル学習教材
情報モラルとコンピュータ」(デジタル版)に、
拙著『大人が知らない ネットいじめの真実』が
引用されている。

この教材は
インターネットの安全な使い方や、
著作権等の法令順守について学習するためのもので、
小学校向けと中学・高校向けがある。

ちなみに拙著『大人が知らない ネットいじめの真実』は、
東京書籍の「中学校道徳副読本」に
3年前から掲載されている

それにしても
デジタル版のお値段は21万円とな……。
教育ってのはお金がかかりますねえ。

【参考文献】

1
大人が知らない ネットいじめの真実

   (渡辺真由子著、ミネルヴァ書房)




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2013年8月 6日 (火)

「社会の課題を解決する子どもを育てる」講演

都内で開催された、3回連続の保護者向けセミナーにて講演を務めた。
テーマは「社会の課題を解決する子どもを育てる」(主催:マザーカレッジ)。

本セミナーの目的は大きく3つ:
① インターネットが子どもたちに与える影響を正しく知り、
  それをコントロールする力を養う。
② メディアから流される情報を正しく理解し、子どもにそれを伝える力を養う。
③ ニュースの裏側にある課題を正しく知り、子供たちとその解決策を議論することで、
  彼らの知的好奇心を刺激し、将来の進路を考える一助とする。

こうした目的を踏まえ、私は
・【メディア・リテラシー入門:客観報道の罠】
・【広告のカラクリ】
・【性・暴力表現の影響】
について、それぞれお話させて頂いた。

特にこれからの時代、
子どもがグローバル社会でのびのびと育つのを妨げないために、
「メディアとジェンダー」「メディアとマイノリティ」等の問題について、
まず親が理解し、子どもに伝えていく必要がある。

参加した方々からは
「社会的少数派や差別の話題は他人事だと思っていた」
「この話は是非子どもにも聞かせたい」
等の御感想を頂いた。

開催場所が赤坂だからか、
保護者の皆さんもどことなくエレガントだったような……(?)。
3回にわたり、有難うございました!

【参考文献】

Book3 オトナのメディア・リテラシー
         (リベルタ出版)  
◆大学入試 出題文献 
◆小論文模試 出題文献




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2013年8月 1日 (木)

児童ポルノ禁止法改正案と都条例(新聞寄稿)

Photo_3








継続審査となった「児童買春・児童ポルノ禁止法」の改正案が、
附則として「児童ポルノに類する漫画やアニメ、CG等と
児童の権利を侵害する行為との関連性」に関する調査研究を推進するよう
盛り込んだことで、賛否両論が沸き起こっている。

「被害児童が実在しない」創作物の性描写をどう扱うかという問題は、
2010年に改正された東京都青少年健全育成条例をめぐっても
大きな議論を呼んだ。
よって御参考までに、
「メディアの性表現と青少年保護」について当時私が新聞に寄稿した内容を
御紹介しよう。

---------------------------------------------------------------
『問題は作品の発信内容』

 小学生の女児が男性教師の下半身に嬉しそうに手を伸ばす。10代の姉と弟の生々しい近親姦。少女が全裸で鎖に縛られ、性的な拷問を受ける。

いずれも、成人指定されていない「一般向け」の漫画雑誌に掲載された内容である。カラーページの女児の裸は、第二次性徴前の体つきや肌の色が非常にリアルだ。カバーをかけられることもなく書店に並べられ、子どもも簡単に手に取ることが出来る。

 東京都の青少年健全育成条例改正案は、青少年に対する強姦等の悪質な性行為を描いた漫画やアニメを、成人向けの棚に陳列するよう求めた。現行の不健全図書指定制度は、規制の基準を「性器描写の明確さ」等に限定している。このため、子どもへの強姦や輪姦、近親姦を描く漫画であっても、性器がぼかされて等さえいれば実質的に野放しだ。  

 漫画やアニメといった創作物の性暴力描写については、「被害者が実在しないのだから規制は必要ない」との声もある。しかし、問題はそんなに単純ではない。漫画は、子どもの性意識や性行動に影響を与えているからだ。

日本性教育協会の調べ(2005)によれば、中高生が男女交際や性交に関する情報を入手する先として、「コミックス・雑誌」は「友人」に次ぎ2番目に多い。親や学校がまともに教えてくれないぶん、漫画は「性の教科書」として重宝されている。

私は昨年、都内の大学生男女を対象に、メディアと性意識・性行動との関連を調査した。ある男子は中学3年のとき、交際する彼女に初体験を迫った。だが彼女は乗り気ではない。結局、強引に性交した。その後、別れを告げられたという。

「当時よく読んでいた漫画に、女の子が口では『いやー、やめて』とか『やだー』って嫌がっていてもだんだん喜ぶ、っていうパターンが多かったんです。最初は恥ずかしがるフリをするもんだろう、と考えていました」

 漫画の性描写には、「女の子は本心では襲われたいと思っている」という、男性側の罪悪感をかき消す「強姦神話」が多々織り込まれている。人生経験の少ない子どもが、これらを信じることは大いにあり得るのだ。

 さらに、強姦や近親姦をあたかも子どもが喜んで受け入れているかのように描く漫画やアニメは、それを見る子どもの抵抗感を薄れさせかねない。自分の若さや性を「価値ある商品」と思い込まされれば、援助交際や下着販売に手を出したくもなるだろう。アジア女性基金の調査(1997)では、援助交際をする女子高校生は、メディアの情報を鵜呑みにする傾向が高いことが明らかになっている。

創作物は「何でもアリ」なだけに、一定の歯止めは必要だ。その作品が生身の人間を登場させるかどうかではなく、どのような「メッセージ」を発信しているかが問題なのである。同時に、学校や家庭において、メディアの性情報を批判的に読み解くリテラシー教育を取り入れることを求めたい。 

(毎日新聞『論点』、2010.6.11 掲載)

【参考文献】

Photo_2 ◆【実務編】
『性情報リテラシー』

・子ども達はメディアの性情報にどのように接し、
 自らの性行動・性意識にどう反映させているのか?
・「性的有害情報対策」としての
 リテラシー教育はどうあるべきか? 
  ⇒メッセージ&目次    

103 ◆【データ編】

『性的有害情報に関する実証的研究の系譜
~従来メディアからネットまで』

情報通信学会誌103号

・性的有害情報が与える影響研究に関して、
 海外国内の最新状況を概観(児童ポルノ・創作物含む)
   ⇒要旨はこちら


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