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2013年6月 5日 (水)

【ネット・リテラシー教育と青少年保護】2.プロフに漂う悲壮感

 新しい友達のことを詳しく知るのに、最近の子どもは時間がかからない。
相手の趣味や好きな異性のタイプといった情報は、本来ある程度仲良くならないとわからないもの。
だが、いまは『プロフ』がある。

  プロフとは、プロフィールを記入するホームページの略称だ。
主に携帯電話からアクセスし、名前や生年月日、好みの音楽など、自分の情報を公開する。
写真や日記を載せたり、第3者がコメントを書き込んだりすることもできる。

 一時期は女子高生の7割以上が利用するとされる程のブームになり、
いまもスマートフォンに対応したプロフ用アプリが登場するなど、人気は健在だ。

 子どもたちは「私のプロフのアドレスはこれ」と名刺交換のように紹介し合う。
言葉を尽くさず時間を共有せずとも、手っ取り早く相手を理解出来るので人気だ。
本当は表面上の「データ」を知ったに過ぎないのだが。

  あまりに詳細な個人情報をネット上で公開すると、犯罪に悪用される危険性がある。
しかし子どもによっては、名前は本名、住所は番地まで、学校名は学籍番号 まで記入し、さらに素顔の写真を載せる。
身近な友人にしか見られていないと思い込んでいるのだ。

 中3のA子の周りでは、友人と撮ったプリクラを掲載するの が流行中だという。

「いちいち友達に許可取るのは面倒くさい。勝手に載せるのが当たり前になっちゃってる」

 プロフの自己紹介欄には、先に挙げた基本的な個人情報に加え、
似ている芸能人、前世、握力など、100近い項目が用意されている。
いちいち答えるのは疲れるだろうに、子どもたちは律儀に書き込む。
自分のことをわかってもらおうと必死なように見える。

 「誰か絡んでぇ」「絡め!素通り禁止」「絡もーよ」

  ある大手プロフサイトには、自分のプロフを宣伝できる掲示板がある。
頻繁に登場するのが「絡んで」という言葉。
「自分のプロフにコメントを書き込んでく れ」との意味だ。

 中2のB子の友人たちは、プロフを更新するたび「新しくしたよ。見てね」とメールしてくる。

「こっちも義理で、コメント書き込まなきゃい けないから大変。わざわざ知らせてくれなくてもいいのに」

 子どもたちは、構って欲しいのだ。自分を理解し、声をかけて欲しいのだ。
学校や家庭で、満たされない思いを抱えているのか。
自己紹介欄をつぶさに記入し、「絡んで」と叫ぶ姿には、悲壮感すら漂う。

(新聞連載)


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